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「フランケンシュタインの恋」第10話

2017.06.28 07:32|GO
「フランケンシュタインの恋」終わってしまいました。
脚本はアレでしたが全10話で言いたいことは伝わりました。
構成がうまければ、もっと受け入れられたのに悔やまれます。
剛さん提案の「今日の怪物さん」も楽しませてもらったし
なによりオーディオコメンタリーで裏話や役者としての心構えなど聞けて
幸せな3ヶ月でした。

何度も言うようですが120年前の話を先にやってくれたら
もっと内容に引き込まれたのにと残念です。

2話で深志研太郎博士に泣き叫ぶように心情を吐き出し
博士に抱きかかえられて嗚咽してるのが
単に自分が何者かわからないからと思っていましたが
サキさんを死なせてしまい、その罪に苦しんでいたのだと
10話にして気づきました。

「自分が人の役に立てる」と子供のように泣きじゃくるのを見て
120年間、ただ孤独だっただけでなく、人を殺めてしまった罪の意識が
どれほど重くのしかかっていたかが察しられます。





菌の培養ができるフィールドワークのための車も用意してくれて
稲庭先輩と津軽さんのどちらかが一緒にいて協力すると申し出てもくれました。
鶴丸教授が「君自身が自分を研究する博士になれ」と言ってくれたのは
世の中の病気をなくしたいという呼六さんの夢が叶いました。

でも人間は年老いて死んでいきます。
結局一人になってしまう懸念をエンドロールの後、
数十年後、稲庭先輩と美琴の孫が訪れることで未来への希望も見えました。

人間の力では病気は無くならないでしょう。
抗生物質には、どんどん耐性菌ができ次世代の薬を作らねばなりません。
人間の世代が代わっても生き続けて、新薬の開発に関わることは
病気との追いかっこですが、終わりがないので生き甲斐があるでしょう。

研さんを幸せにしたいという剛さんの思いはドラマで生かされました。
「努力は報われないこともあるが成長する」するという剛さんの言葉は
今回のドラマにあてはまりそうです。
視聴率的には残念な結果になりましたがチームワークの良い
楽しい現場だったようで、俳優部のみなさんの今後が楽しみです。
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「フランケンシュタインの恋」第9話

2017.06.22 07:46|GO
やっと120年前の話になりました。
内容も明るいし風景がきれいで、これを1話に持ってきたら
キノコについての説明もあり、以後、それほど嫌われなかったかもしれません。
ラジオを重視するあまり、番組内で過去の話をする設定にしたかったのでしょうか。
何もミステリー仕立てにしなくても時系列で話を追って行っても良かったのに。
沢山のロケをして斎藤工さんも引っ張り出したのに駆け足でもったいなかったです。

このドラマはロケとCGに尽きると思います。
怪物の住んでいた森や大きな杉に始まり、
9話は多くのロケ地をめぐり、話の内容に説得力が生まれました。

過去の話の冒頭は橋を渡るシーンですが話の出発点として最高です。
暗い夜、追いかけられて、得体のしれないものに触れられて死んでしまうオープニングより
ずっとずっとワクワクします。

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つくばみらい市小貝川小目沼橋
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つくばみらい市小目沼橋
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オーディオコメンタリーで橋はつくばと言っていたので、写真差し替えました。
風景はCG処理していますが橋はまんまですね。
本当によく見つけてきました。

「八重の桜」で会津藩が上洛する時、三条大橋を渡りましたが、こちらは橋もCGで手直ししています。
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無題





撮影協力を見ると
あつぎ市 熊谷市 高岡市 那須塩原市 那珂川町 つくばみらい市フィルムコミッション 
栃木県フィルムコミッション 栃木県那珂川町ふるさとの森公園 冨岡製糸場

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目指した病院は
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冨岡製糸場寄宿舎
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深志研太郎博士の部屋は
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熊谷市 坂田医院旧診療所
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栃木県だと呼六さんが自転車で走ってるのは日光杉並木街道でしょうか?
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農地を借りるため訪ねた家は
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旧青木家那須別邸
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耕している畑は
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栃木県ふるさとの森公園
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土地を耕して、種をまき、実がなるまでにはそれなりの時間がかかります。
もっとじっくり見たかった し、博士の恋ももう少し深く描いてほしかったです。

その事実を知った上でドラマが進んでも何ら支障はなく
ドラマの中の人は知らなくても、視聴するわれわれは知っているというのは
それこそ共犯、ヤキモキ感もあって、盛り上がったと思います。

次回最終回、有終の美を飾ってほしいです。

ク ランクアップしたそうですが共演者もスタッフも一致団結しての撮影、
剛さんが「みんな大好き」と言っているのがよくわかります。

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最終回に向けてワラワラしてるのに「コウノドリ2」情報。
「フランケンシュタインの恋」クランクアップまで待ってくれたのでしょうが
今は「フラ恋」に集中したいので、もう少し後にしてほしかったです。
もちろん楽しみです。

はやドキ→あさチャン→ビビッド→ひるおび→Nスタ 20160622


「フランケンシュタインの恋」第8話

2017.06.13 07:17|GO
120年前の話を早くしてと、ずーっと言い続けていましたが
8話の最後で、やっと始まるという展開。
9話の予告では、まさに待望の120年前が描かれていいるようです。

怪物としてよみがえる前の名前は山部呼六。
深志研は津軽さんが咄嗟に思いついた仮の名前なので、
本当の名前が分かるまで、研さんとは呼びたくなくて
このブログでは、ずっと怪物さんで通してきました。
やっと怪物さんを卒業して呼六さんと呼べます。

公式のサキさんと津軽さんは似ていても別人なので(二階堂・二役)は当然ですが
山部呼六(綾野・二役)とあるのはおかしいと思います。
同一人物なのですから。

沢田石さんデザインの怪物さんの衣装は素敵でしたが
ずっと着ているので、だいぶくたびれてきていたし
津軽さんが頻繁に衣裳を変えているのに同じ服ばかりはつまらなかったので
内容はもちろんですが、呼六さんの衣装が楽しみです。

それにしても後2話しかありません。
120年前、何があったのかが、今頃、分かるなんて。
もっとタップリ描いてほしかったし、120年間の森での生活も観たかったです。

始まる前は相当期待したのに、脚本がちぐはぐで、
キノコが嫌がられて視聴脱落者が続出して残念です。
剛さんもコメンタリーで、カラフルで鋭利なクリスタルみたいなので
もっとファンタジーになるかと思っていたら
なぜかキノコだったと言っていました。

胞子とか触ると害を及ぼすとかまでは良いのですが
布団にキノコが生えるというのは悪趣味でした。
それと首から赤いキノコが生えるというのも見た目が良くありません。
あれを生やすために首に異物を取り付けるのは皮膚にかなり負担がかかるはずです。
1回だけならまだしも3か月間も、つけたりはがしたり。
8話の稲庭先輩に詰め寄られるシーンで剛さんの首に多数の皺が寄っていましたが
突起物を取り付けるために皮膚にコーティングがされていて皺が寄ったのだと思います。

せっかくの良い題材を本当にもったいなかったです。
剛さんの良さを引き出すには女性の監督「そこのみにて光り輝く」や
女性の脚本家「クレオパトラな女たち」「八重の桜」「空飛ぶ広報室」「コウノドリ」が
合っていると思います。

泣いても笑っても後2話。
オーディオコメンタリーは本当に良かったです。
人に話を回したり、撮影の裏話を的確に入れたり、剛さんの新しい才能を知りました。
「今日の怪物さん」、も剛さんの提案でした。
いかに喜んでもらおうかという剛さんの思いだけは伝わってきたドラマです。
毎日のように今の剛さんの様子が見られて、コメンタリーでは声が聞けて
この贅沢な日々とお別れするのは、かなり辛いことになりそうです。


「武曲」2回目見てきました。
初日は東京で唯一舞台挨拶のない後から追加されたシネコンでしたが
ポスター1枚見当たらず、本当に上映しているのか不安になるほどでした。
2回目は、初日1回目の舞台挨拶が行われた新宿武蔵野館で観てきました。
壁面一杯の写真や等身大の研吾など、シネコンとは雲泥の差で感激しました。

2回目は1回目よりも見やすかったのですが、それってどうなのでしょう。
ある程度分かってるから内容についていけるというのは
制作する人たちの側になったということかもしれません。
内容的にすべて把握しているので、分かったつもりになっていて
観客を置いてきぼりにしてる事に気づかないのではないでしょうか?

ラストシーンで研吾が髪を切ったり髭を剃ったりするシーンがカットされたそうですが
あれは入れてほしかったと思います。
私たちは綾野剛さんの出る映画を見に行っているのでわかりますが
日本の俳優のことを知らない外国人が、まるで様子の違った人物を研吾とわかるかどうか
不親切だと思いました。

パブリックイメージ

2017.06.09 07:30|GO
1月に「新宿スワンⅡ」の舞台挨拶で回った時
ある質問に「戦力外になったら、すぐ言ってほしいと社長に伝えてある。
そうしたら裏方でも何でもやる」と答えていて、驚きました。
「役者じゃなきゃダメなんです。」と言っていた人が役者に執着してないと。

このところ、自分のためでなく誰かのために仕事をしているという発言もよく聞きます。
あの肉体改造は本当に苦しかったようですが、自分だけのためだったら続かなかったとも。

「ある種、肉体的にも精神的にも自分と向き合ってない作品はお客さまに届かない。
今の自分の立ち位置やパブリックイメージも含めて、
今、この瞬間も自分がちゃんと闘えているのかきちんと確認して、体感していかなければならない。
そうしたものを、より良い形で皆さんに解き放っていかなければいけない」

こんな風に考えていたら、どんどん自分を追い詰めていきそうです。
パブリックイメージと立ち位置というのに縛られると息苦しいでしょうね。

HONDAのCMが急に解禁されましたが、例のごとく走っています。
その美しいフォームは走る車にマッチしています。
求められたら、応えたいという剛さんですし、走ることはやぶさかではないでしょうが、
綾野剛=走る がパブリックイメージの一つであるとしても、どのCMでも走るというのは
変化と驚きを体感したい剛さんんとって、停滞と感じるかもしれません。
車のキャッチコピーが「殻を破れ」というのも皮肉です。
まさに殻を破りたいのではないでしょうか。

「自分は長生きできない」なんて悲しいことも言っていますが
確かに人の何倍、何十倍もの凝縮された日々を送っていると
太く短くという人生になってしまいそうです。
精神的、肉体的ストレスも多いでしょうし。

剛さんには、もっともっと役者として大きく羽ばたいてほしいですが
それが剛さんの命を縮めるようなことなら
役者をやめて好きな事をして長生きしてくださいと言いたくなります。
綾野剛さん、一人の人間として大好きです。





「武曲」がモスクワ映画祭へ正式出品ということで
海外の方に、剛さんの渾身の姿を見てもらえるのは喜ばしいことです。


「フランケンシュタインの恋」7話は、話が進んで良かったです。
次回からいよいよ120年前のことが出てきそうなので待ち遠しいです。
怪物さんの記憶が戻りそうなのですが
予告編で津軽さんの言っている「一緒に逃げましょう」という言葉がキーワードかななんて思ってます。
120年前、サキさんもあのお地蔵さんのところで「一緒に逃げましょう」と言ったのではないかと
勝手に予想。
そこから記憶が・・・
なかなか、こちらの思うような展開にならないドラマではありますが
とりあえず期待しかありません。


映画「武曲」公開

2017.06.06 07:51|GO


土曜も午前中仕事で、有休はあっても一緒に仕事する人へ負担がかかると思うと
休みにくい職場のため、チケットが当選するかどうかわからない舞台挨拶もほとんど行けません。
6月の第一土曜日は小学校のクラス会と決まっていて、随分前から休みを申請して応援を頼みます。
今回、映画の初日と重なり、クラス会はお昼からなので、その前に舞台挨拶に行けると応募しましたが外れました。
それでも初日に観たくて、クラス会はニ次会までにして、夜「武曲」を観てきました。

矢田部研吾をかわいそうな男という剛さん。
野獣のようで汚いという虹朗君。
さらに地獄のような映画とも言われると観るのも少し気が重いです。

小説は、どちらかというと羽田融が主人公で本の表紙も羽田です。
それを矢田部研吾に重きを置いて描いているのでテイストが違ってきます。

小説と映画の大きな違いは研吾がアルコール依存症になったのは
父を打ったからではなく、その前からだったということ。
もちろん依存症の原因は父の厳しさから逃れるためだったのかもしれません。
中村文則さんは
矢田部の父はアルコール依存症の息子を前にし、あのような「戦い」をしたことになる。
そこに思いを馳せる時、父の行動の本当の深み/悲しみが伝わって来るのである

と書いています。

映画では父との戦い以降、アル中になったことになっているので
父の行動がイマイチ理解できないし、愛も感じられません。
そこが本当に残念です。

過去にアルコール依存症になり、入院して立ち直り
警備員をやりながら剣道のコーチをしているというのが小説の冒頭です。
それがクラス会に行き、クラスメイトと自分との現在の状況の落差を感じ、
断っていたお酒を飲み、それから一気にお酒に溺れる生活に戻って行きます。
映画では最初からアル中の設定ですからクラス会のシーンは必要なかった気がします。

研吾のアルコール依存症を直すために父が体を張り
そして光邑は壮絶な制裁を研吾に加えます。
「よけるな」と言って竹刀でたたきまくり、顔も体も腫れあがるというシーンを
映画で期待していました。
再生のために重要なシーンだったと思うのに何故入れなかったのか残念です。

柄本明さんは「フラ恋」でも、何も話さなくてもいるだけで存在感があり、
博士や和尚の言葉は信じられる気がします。
ただ、研吾を力任せに打ち続けるのは体力がいるので
そういうシーンが省かれたのでしょうか。

「フランケンシュタインの恋」でも沼津の山と大きな木や岩が
物語をバックアップしていますが
「武曲」も鎌倉という背景があればこその映画になっています。

研吾の家へ向かう階段のあちこちに自転車が捨ててあるのは何だろうと思ったら
酔っぱらった研吾が放置自転車に勝手に乗って、階段のところまで来て
上れないので放り出していったのだとわかりました。

雨の決闘のシーンの墨の雨は
剛さんが「私の男」の血の雨が気に入って自分もああいうのをやりたいと言ったことから
実現したそうですが、あの場面で必要だったかは疑問です。

それでも最後は清々しく、融のいる道場の戸を開けて入ってきた人のカッコよさ。
あれだけですべてはOKになりました。

「フラ恋」同様俳優陣は素晴らしく、力技で脚本演出の追いつかない部分を補っていると思います。


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オーディオコメンタリー

2017.06.01 08:00|GO
「フランケンシュタインの恋」公式が「天草に訊け」という企画をやるようです。
「フラ恋絵」とか色々企画していますが、ファンメッセージ(掲示板)のコーナーを
何故作らなかったのか悔やまれます。
公式からの一方的な企画の押し売りだけでなく見る側の意見を聞いてほしかったと思います。
掲示板があれば、それを見ようと公式サイトを訪れる人も多くなります。

それでもオーディオコメンタリーだけは、とても良い企画だと思います。
この間の5話は特に面白かったです。
いつもは剛さんが回すのに、その必要がなくて、他の二人が引っ張ってくれるので
剛さんも楽しそうでした。
ぜひ最後の回まで続けてほしいですが
最終回分の金曜日の次にもうドラマはないとなると公式としてメリットが無くなります。
それでも、どうかやってくれますように。

「日本で一番悪い奴ら」で剛さんは「オーディオコメンタリーは初めて」と言っていますが
「シュアリー・サムデイ」でもありました。
でも監督の小栗旬さんがほとんどしゃべっていて、そこにムロツヨシさんが突っ込むという流れ、
時々剛さんの声も聞こえる程度で、本人は忘れてしまっているのかもしれません。
光石研さんが「見ちゃう、見ちゃう」と言ってましたが、剛さんも「見ちゃう」と言っています。

「シュアリー・サムデイ」のオーディオコメンタリーはTwitterにもupしましたが時間に制限があります。
もう少し長くして「日本で一番悪い奴ら」「怒り」「フランケンシュタインの恋」4つまとめてみました。




「あぜ道のダンディ」も剛さんと光石さんにシーンをTwitterでは短くしてあるので
こちらにカットしないのをUPします。




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めざましテレビ20170601





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