「閉鎖病棟-それぞれの朝」
2019.11.04 18:47|GO|
原作を読んだとき、ラストのチュウさんの言葉にどっと涙があふれ出た。
この言葉を剛さんがどう表現してくれるのか
これが一番の楽しみだったのに変更されていてがっかり。
あんなに叫ばない。
映画では傍聴人だったけれど、原作ではチュウさんも証人に立つ。
裁判官に「最後に被告人に伝えたいことはあるか?」と聞かれ
「体を大事に」でもなく「待っている」でもなく
ただ一言「俺、退院したよ」と。
そして原作を読み終えた時の、妹夫婦への怒り。
チュウさんがサラリーマン時代の貯えで購入した中古住宅の敷地内に
貸店舗と妹夫婦が自分たちの家を建てた。
妹たちはチュウさんを援助するどころか貸店舗の家賃さえ搾取している。
チュウさんの自宅は病院から行ける距離で
外出の折、時々、母を訪ねたりもしている。
母は貧しいながらちゃんと一人で生活している。
妹夫婦は母の面倒なんて見ていない。
病院への支払いというけれど(原作には書かれてない)
本来ならチュウさんには店舗の家賃も入るし
精神障害者保健福祉手帳により障害年金があれば
支払いはそれで何とかなる。
そうでなければ家族のいない石井その子さんが入院できないし
患者たちも年金で少しのお小遣いがあるからチュウさんから買い物もしている。
ただし、チュウさんは原作では、あんな大ぴらに売りさばいていない。
外出するとき、頼まれたり、声をかけた人だけのものを買ってくる。
だから、公園にみんなで行くのは買い出しのためではなく梅を見に行くため。
梅はとても大事な要素なのに、あの時期の撮影で間に合うのかどうか心配したが
やはり映っていなかった。
あと1か月遅ければ梅も咲いたはずなのに、待てなかったのだろうか。
梅の花で作品の色も変わり明るさも増すのに。
一番腹が立ったのは、母の死を知らせてくれなかったこと。
葬儀も終えた後に知らされた。
「兄さんが来ると何するか分からないから」と。
映画は秀丸さん中心だから、チュウさんの背景がほとんど描かれていない。
平山監督は石井岳龍監督と同じ日芸出身。
私は石井監督の思考に共感できないので同じかもしれない。
日芸は我が家の近くにあり、そこの学生たちをいつも目にしているので
自分に偏見があるのかもしれないけれど。
チュウさんの退院と同時に昭八さんや映画には出ていないけれど昭八さんの弟も
一緒に退院している。
そしてチュウさんの家でその兄弟や由紀も集まって食事などしている。
それこそ楽園。
監督にはこちらにこそ目を向けてほしかった。
それと鶴瓶さんのお腹が気になった。
2週間で7㎏減量したと威張っていたけれど、
若い時、死刑囚、車椅子、あのお腹はちょと・・・
オファーを受けて、この体型でよいのか考えなかったのか。
役作りで体型を変化させている剛さんを知っているので
監督に言われて、慌てて体重を落として自慢しているのはどうなの?
私は毎年、秋の健康診断のために体重を落とし、
終わるとチョコレートなどバカ食いして冬の間に5~6㎏増え、
ポッコリお腹になってしまう。
それを夏にセーブして減らし42㎏台まで戻す。
やせ型でもデブ型でもない人間の減量に比べれば
80kg以上ある人の7㎏減は、それほど難しくない。
ラストシーンもとってつけたよう。
頸椎損傷で足が不自由になったのなら、頸椎の手術以外で回復することはない。
さらに何十年も歩いていないのに、
リハビリもするなく立ち上がることなどできないはず。
楽しみにしていた「閉鎖病棟」だけど
わたしのチュウさんが違う。
めざましどようび 20191102
シューイチ 20191103
男おばさん 20191103
この言葉を剛さんがどう表現してくれるのか
これが一番の楽しみだったのに変更されていてがっかり。
あんなに叫ばない。
映画では傍聴人だったけれど、原作ではチュウさんも証人に立つ。
裁判官に「最後に被告人に伝えたいことはあるか?」と聞かれ
「体を大事に」でもなく「待っている」でもなく
ただ一言「俺、退院したよ」と。
そして原作を読み終えた時の、妹夫婦への怒り。
チュウさんがサラリーマン時代の貯えで購入した中古住宅の敷地内に
貸店舗と妹夫婦が自分たちの家を建てた。
妹たちはチュウさんを援助するどころか貸店舗の家賃さえ搾取している。
チュウさんの自宅は病院から行ける距離で
外出の折、時々、母を訪ねたりもしている。
母は貧しいながらちゃんと一人で生活している。
妹夫婦は母の面倒なんて見ていない。
病院への支払いというけれど(原作には書かれてない)
本来ならチュウさんには店舗の家賃も入るし
精神障害者保健福祉手帳により障害年金があれば
支払いはそれで何とかなる。
そうでなければ家族のいない石井その子さんが入院できないし
患者たちも年金で少しのお小遣いがあるからチュウさんから買い物もしている。
ただし、チュウさんは原作では、あんな大ぴらに売りさばいていない。
外出するとき、頼まれたり、声をかけた人だけのものを買ってくる。
だから、公園にみんなで行くのは買い出しのためではなく梅を見に行くため。
梅はとても大事な要素なのに、あの時期の撮影で間に合うのかどうか心配したが
やはり映っていなかった。
あと1か月遅ければ梅も咲いたはずなのに、待てなかったのだろうか。
梅の花で作品の色も変わり明るさも増すのに。
一番腹が立ったのは、母の死を知らせてくれなかったこと。
葬儀も終えた後に知らされた。
「兄さんが来ると何するか分からないから」と。
映画は秀丸さん中心だから、チュウさんの背景がほとんど描かれていない。
平山監督は石井岳龍監督と同じ日芸出身。
私は石井監督の思考に共感できないので同じかもしれない。
日芸は我が家の近くにあり、そこの学生たちをいつも目にしているので
自分に偏見があるのかもしれないけれど。
チュウさんの退院と同時に昭八さんや映画には出ていないけれど昭八さんの弟も
一緒に退院している。
そしてチュウさんの家でその兄弟や由紀も集まって食事などしている。
それこそ楽園。
監督にはこちらにこそ目を向けてほしかった。
それと鶴瓶さんのお腹が気になった。
2週間で7㎏減量したと威張っていたけれど、
若い時、死刑囚、車椅子、あのお腹はちょと・・・
オファーを受けて、この体型でよいのか考えなかったのか。
役作りで体型を変化させている剛さんを知っているので
監督に言われて、慌てて体重を落として自慢しているのはどうなの?
私は毎年、秋の健康診断のために体重を落とし、
終わるとチョコレートなどバカ食いして冬の間に5~6㎏増え、
ポッコリお腹になってしまう。
それを夏にセーブして減らし42㎏台まで戻す。
やせ型でもデブ型でもない人間の減量に比べれば
80kg以上ある人の7㎏減は、それほど難しくない。
ラストシーンもとってつけたよう。
頸椎損傷で足が不自由になったのなら、頸椎の手術以外で回復することはない。
さらに何十年も歩いていないのに、
リハビリもするなく立ち上がることなどできないはず。
楽しみにしていた「閉鎖病棟」だけど
わたしのチュウさんが違う。
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